top of page
検索
  • K.C.Press

【2021年3・4月号掲載】バングラデシュ映画に字幕 字幕翻訳の難しさと醍醐味

更新日:2021年4月12日

      

日本語字幕制作に参加した学生ら(撮影=K.C.Press編集部員)

 

 2021年3月5日〜14日開催の第16回大阪アジアン映画祭で上映された映画で「チーム神戸女学院大学文学部英文学科」が日本語字幕を制作した。この取り組みは、昨年度から始まり、今年度は31名の学生が参加した。字幕制作したのは、バングラデシュのドキュメンタリー映画“Bamboo Stories”(邦題「竹で稼ぐ男たち」)で、ヨーロッパの映画祭でも高い評価を得た作品だ。

 活動内容は、元々つけてある映画の英語字幕を日本語字幕に訳すというもの。今年度はコロナの影響でZoomでの活動となり、思うように作業が進まず大変だったそうだ。しかし、学生がつける字幕だからといってミスは許されない。観客はお金を払って観に来るのだ。3月10日、シネ・リーブル梅田4での上映当日は多くの観客が集まり、映画上映後は会場から自然と拍手が沸き起こった。

 特に試行錯誤したのは、登場人物の「キャラクター」。字幕翻訳において、バングラデシュの文化背景だけでなく、登場人物たちの関係も考慮する必要がある。それが字幕翻訳の難しさであり、醍醐味でもある。プロジェクトで指揮をとる南出和余准教授は「字幕で映画の雰囲気が決まる。見る人に楽しんでもらいたい」と語る。この映画は6月12日に学内でも上映される予定だ。

 字幕制作は、バングラデシュを専門に研究する南出准教授と、通訳・翻訳プログラムで翻訳を教えるスーザン・ジョーンズ専任講師の二つの学問分野を掛け合わせた、本学ならではのプロジェクト。来年度も引き続き活動を行う予定だそうだ。英文学科でなくても参加可能で、参加条件は全日程に出席すること。皆さんも来年度、字幕の奥深さを味わってみてはどうだろうか?    

閲覧数:41回

最新記事

すべて表示

24卒の就活が本格的にスタート

Q.1そもそも、インターンシップとは? インターンシップを一言で表すなら、就業体験のこと。各企業が、学生達におおまかな仕事内容を知ってもらうことを目的とし、機会を提供する。開催される時期によってインターンは異なる意味をもつ。夏期のインターンは、学生達に企業の内容を知ってもらうため開催される。対して、秋・冬期インターンは前者と比較すると、より企業のことを深く知ってもらうために、提供される。また、冬か

bottom of page