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【2021年3・4月号掲載】本学のコロナ対策とは 武庫女ではPCR検査実施


検体を乾燥させている様子(提供=武庫川女子大広報室)


 2020年度、本学では新型コロナウイルス対策として学生に「健康・行動チェック

シート」の記入と提出を励行した。チェックシートはMoodleから用紙をダウンロードして各自で印刷、記入し持参する。それを入構時に正門で提示、学内での用件が終わり次第、指定された場所に提出する。指定場所は用件のある部署によって異なる。

 コロナ対策として他に、三密を避ける・社会的距離を保つ・マスク着用・接触箇所、手指のアルコール消毒などを行った。感染者は数名報告されているが、学生及び教職員の協力により学内での感染やクラスターは発生していない。20年度は遠隔授業を主体としたため、接触リスクが抑えられた。そして一部対面授業として行われた実験・実習・演習・演奏等での徹底した感染防止対策、これらがコロナ対策に一定の効果をもたらした。

 もし感染が疑われるときは学生生活支援センターにメールで報告をする。登校の有無は問わない。1度も登校していない場合も、感染状況の把握と今後の対応のために報告が必要。

最近ではPCR検査を実施する場所が増えてきた。大学機関もそのうちのひとつだ。しかし本学は継続的な実施体制を整えることが難しく、現在のところPCR検査を大学内で行う予定はない。近隣でPCR検査を実施している大学として武庫川女子大学がある。

 昨年11月、武庫川女子大学はコロナ禍での学生・教職員の不安を解消し、新たな生活様式に沿った安全で安心な教育環境を確立するため、薬学部内にPCRセンターを開設した。開設にあたり国や県・自治体からの助成金はなく、既存の施設と人材を活用。12月から学外実習や課題活動で緊急を要する学生を中心に検査を実施し、現在は対象者を拡大している。将来は地域にも安全と安心を届けるという社会貢献を目指す。2月下旬からは検査結果を通知するウェブシステムを稼働しており、1月にテスト導入されてから、利便性向上のため改良を重ねている。4月にはウェブでの予約システムを導入予定。

 検査後、「検査通知書」または「陰性証明書」を希望者に有償で発行する。陰性証明書は病院・薬局・学校などの実習先で求められる場合がある。また、陰性証明書は検査時の結果を示すものであり、引き続き感染対策に努めることが必要だ。

 実習のある学生や帰省する学生のため、PCRセンターは大学の春休み期間中も稼働している。


■授業形態の決め方


 学生生活支援センターによると、学生と教職員の健康を守ることや授業の継続のために必要なことを関係各部署で総合的に検討し、学務委員会や教授会で基本的な方針を決定しているという。

 またオンラインにするか、オンデマンドにするかなどの個々の授業の実施方法は、学科ごとに検討の上で各担当教員が決定している。その結果、20年度前期は原則遠隔授業になった。後期は実験、実習、演奏などの対面指導が必要な授業に関して一部除外されたが、原則遠隔の方針は継続した。

21年度前期は学生の要望や文部科学省の通達を踏まえ、できる限り対面授業を増やす方向で検討しているという。


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