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【2021年3・4月号掲載】三叉路
- K.C.Press
- 2021年4月1日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年4月2日
テレビをつければ「新型コロナウイルス」「感染リスク」といった言葉がトークの半分を占めている今日。そんな中、楽しんで見ている「はたらく細胞BLACK」というアニメを紹介したい。キャラクターはみんな、細胞や免疫などを擬人化したもので、体内で何が起こっているのかをざっくりと知ることができる▼日々多くの細菌が襲ってくる。それらを倒して体の平和を保つ白血球、体に酸素や養分を運ぶ赤血球。他にも血小板やマクロファージ、キラーT細胞など、様々なキャラクターが登場し、協力し合って体を守っている▼始めてすぐに、気がついた。明らかに細胞達の様子がおかしいのだ。彼らが働いているのは、言ってしまえばブラック企業。ストレスを抱え、暴飲暴食や睡眠不足を続けると、体内環境は悪化し続ける。それでも細胞たちは必死に体を守ろうとする▼このアニメを見て、目に見えないものの働きについて考えるようになった。見えないものは、予想以上に複雑で、重要だったのだ。彼らは、ひとつの世界を守るため懸命に働いている。私も身体をいたわるだけでなく、たとえ人の目にふれなくても重要な役割を担う縁の下の力持ちとして努力できる人になりたいと感じた。社会の一員として節電や節水など簡単に出来ることから行動していきたい。
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